子供の頃、体が弱くただ絵を描くのは好きだった様です。
小学校のころ、父に絵の具を買って呉れるよう頼みましたが、その頃家は町工場で戦後で景気も悪く絵の具は3原色プラス白と黒だけの5本の水彩絵の具でした。小学校5年の時、妙正寺から近くの川の北側でで川を挟んで入道雲の前に緑の林が見え、それを夢中で描きました。紙は従姉の小山きよ子さんが某製鉄所の人事部か総務部に勤務していて不要になった人事発令用紙を呉れましたのでその裏に絵を描いていました。小さい紙ですが白かったと記憶しています。
杉並第五小学校の全校水彩画大会で3等賞でした。
図画の根城先生が「小又君、これを全国水彩画コンクールに出してみないか?」と言って呉れましたので、お願いしました。上野の都美術館だったと思いますが、絵の展示があり賞も決まったとのことで、出かけました。
会場に入ると大きな立派な絵が並び、皆絵描きのようにしっかりした絵が並んでいましたので、これはとても敵わないなと思い奥に進んで行きますと小さな私の絵が特選で金賞ではありませんか?商品はスケッチブックでした。
油絵の具が欲しく、父に頼みましたが絶対に買うとは言って呉れませんでした。多分「絵描きでは飯が食えない」と思ったのでしょう。油絵の具を手にしたのは、都立大ヨット部の後輩の鳥海君から貰ったものが最初でした。今にして思えば「絵描き」を志望せず、趣味で絵を描けることの幸せを身に沁みて感じています。プロの絵描きの厳しさは、色々の方の絵を見てひしひしと感じます。「独創的な絵を描くのは私には無理です。今になって父に感謝する次第です」。
私が絵で賞を頂いたのはこれだけです。それ以降は上手く描こうと意識しすぎた所為だと思います。
2017年作品
2014年3月19日 青山スケッチ会で描きに出かけたが、天気が悪く、22日は晴れなので出かけ写真を撮り、光と影を認識し仕上げた。
野島教室にて
1月30日
鎌倉 妙本寺
新宿御苑 寒桜
石神井公園 三宝寺池
昭和記念公園
妙義山
学習院 史料館
日比谷公園 HIBIYA PLAZA
立教大学
芝東照宮
飛鳥山 晩香櫨
北海道 旭川郊外
五箇山
上野公園 不忍池
小石川植物園
井の頭公園
銀座一丁目の花屋
小石川植物園の躑躅
新宿御苑の躑躅1
新宿御苑の躑躅2
横浜十番館
泰山からの眺め
泰山の南天門
江の島沖から